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2024/5/2 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「世界のごみ焼却施設の大半が日本に?」

区長のあだちな毎日「世界のごみ焼却施設の大半が日本に?」


アメリカやカナダのように国土面積が広い国はごみのほとんどを埋め立てているそうですが、日本では国土面積が狭いことや衛生面を考慮して、燃やせるものは燃やして埋め立てるごみの量を減らす方法をとってきました。

そのため2021年3月に環境省が発表したデータによると2019年度末時点では日本のごみ焼却施設は全国で1067施設もあったとのこと。
また、さらに古くはなりますが2008年のOECDのデータによると「世界の焼却炉の半分以上は日本にある」といわれていたことを、大変恥ずかしながら先日、初めて知りました。

燃やすごみの削減を図るために重要なのは「雑がみ」の分別と「生ごみ」の減量です。

韓国では捨てる生ごみの重量によって回収料金が高くなる制度を導入し、家庭ごみのリサイクル率86%を達成するという行動変容につなげたとネットで読みました。
区でご紹介しているのが、生ごみの重量のうち80%を占めるとされる水分を乾燥させて嵩(かさ)を減らす生ごみ処理機。
補助制度を実施しているごみ減量推進課へのお問い合わせも増えているようです。
ぜひこちらの使用もご検討ください。

資源化を促進するため、4月より足立区でも千住などのモデル地域でプラスチックの分別回収をスタートしました。
ごみ袋の中にポイっと捨てていた今までと比べると、汚れを落として分別する手間は正直なところ「面倒臭い」とは思いますが、二酸化炭素発生を極力抑えるためにと、繰り返しご理解を求めていく以外に道はありません。
持続可能性を追い求める道は険しいですね。


【関連リンク】
生ごみ処理機・コンポスト化容器購入費補助金について(区ホームページ)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/gomi/kurashi/kankyo/gomi-namagomishoriki.html


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足立区長 近藤 やよい
電話 03-3880-5111
Eメール voice@city.adachi.tokyo.jp
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2024/4/30 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「新学期・入学を迎えて」

区長のあだちな毎日「新学期・入学を迎えて」


お子さんが小・中学校に進学した保護者の方から、様々なご意見やご要望の「声」が届いています。
今回はその中から二つ、ご紹介します。

一つ目は「午後からの小学校入学式の後、翌日までに持っていかなくてはならない物に名前を付けるなど、やることが多すぎます。せめて入学式を午前中にできませんか?」というものです。

小学校の場合、入学式の翌日に名前を付けたうえでお子さんに持たせていただく物は校帽、防災頭巾、教科書(約8冊)ですが、その後もノート類、体育着、道具箱など、ほぼ一週間に渡りお願い事が続きます。

特に今年は入学式が月曜日だったため、途中に休日が入らず、普段以上に保護者の皆様の負担感が強まったのだと思います。
今後は、年間のスケジュールを事前にチェックの上、提出期限を変更するなど検討します。

また、児童の持ち物に関しては、新たな取り組みも始まります。
例えば、彫刻刀は学校で一括購入し、ご家庭で購入していただくお手間の軽減を図る取り組みに着手しました。
今後も学校現場のご意見などを伺いながら、進めて参ります。

二つ目は、「小学校ではプリント類はネット配信が基本となっていましたが、中学校では相変わらず紙媒体が多く、小・中学校での差が大きい」とのご意見でした。
具体的な学校名の記載がありませんでしたので、一般論にはなりますが、中学校長会のお話では基本的に「差は無い」とのことでした。
「ここが」という具体例があればお知らせいただければ幸いです。

いずれにせよ、改めるべきは改めて、少しでも各ご家庭にかかるご負担を軽くできるよう、教育委員会とも調整して参ります。


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2024/4/26 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「『足タク』利用ガイドを配布しました」

区長のあだちな毎日「『足タク』利用ガイドを配布しました」


「足タク」とは足立区デマンドタクシーの愛称です。
地域のタクシー会社と区で協定を結び運行します。

この「足タク」の実証実験が6月17日にスタートすることから、対象地域である入谷一丁目から九丁目、鹿浜地区町会・自治会連絡協議会管内の約2万2千世帯に利用ガイドブックを4月19日(金曜日)から全戸配布しています。

「足タク」を利用するには事前の登録が必要です。
乗降場所はご自宅か、区が事前に定めた区内25箇所の乗降スポットのみとしています。
利用料金は、一台一回あたり、迎車料金とメーター表示額の合計が2,000円未満の場合は500円、2,000円以上の場合は1,000円をお支払いいただきます(お支払いは現金のみ)。
一台に最大四人まで乗車できますから、複数人での乗車がお得です。

運行は日曜・祝日を除く午前8時から午後5時まで。
日中のちょっとした買い物や通院など日常の足の確保を目的としているため、夜間や休日は対象外となります(土曜日は利用できます)。

バスの減便や廃止が相次ぐ中、ブンブン号に続く新たな社会実験の開始となります。
税金を投入する以上、一日の平均利用件数や利用満足度、周辺のバス路線に影響を及ぼしていないかなど、本格導入に向けてクリアしなくてはならないハードルがあります。

実証実験は半年を予定していますが、まずはご利用いただいて、少しでも使い勝手の良い制度となるよう、期間中も微修正を加えつつ進めていきます。
他地域への展開を考える上でも、モデル地域にお住いの皆様には、お一人でも多くご利用をお願いしたいです。
まずは登録から!


【関連リンク】
【令和6年6月17日より】入谷・鹿浜地区でデマンドタクシー実証実験を開始予定!(区ホームページ)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/kotsu/ashitaku_start.html


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2024/4/25 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「都市農業公園のニュースレターから」

区長のあだちな毎日「都市農業公園のニュースレターから」


生物園、都市農業公園、桑袋ビオトープ公園が月に一度発行するニュースレターを読んでいると、意外に知らなかったことが多いと気付かされます。

都市農業公園のニュースレター5月号で「タッジーマッジーを知っていますか?」のコラムを見つけましたが、この呪文のような単語は初めて耳にする言葉でした。

タッジーマッジーとは、芳香のあるハーブと花で作った小さな花束のことをいうそうです。
ラベンダーやミント、セージなどは防虫や殺菌効果があることから、疫病が流行した中世ヨーロッパでは外出時に身につけることで、厄除けや魔除けにしたといいます。
その後19世紀頃に花言葉が流行し始めると、花言葉を組み合わせた花束を作り、隠れたメッセージを紐解くという意味合いを持つようになった、とコラムで読み、ふむふむと。

都市農業公園では、「薬草魔女 フラクサ」こと古澤正美先生によるハーブの講習会が人気です。
私が伺った時はハリーポッターのマクゴナガル先生のような装いでまさに「魔女」の出で立ちでした。

5月12日(日曜日)には園内のハーブ園で摘んだハーブや季節の花を使った「母の日花束作り」も開催されます(費用500円、当日募集で定員あり)。

田植え体験も含め、年齢に関係なく楽しめる企画が詰まった都市農業公園へぜひお出かけください。

【関連リンク】
あだち自然の遊び場!「ニュースレター5月号」ができました(区ホームページ)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/pickup/202405_newsletter.html


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2024/4/24 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「『おいしい給食 Road to イカメシ』主演俳優さんが足立区へ」

区長のあだちな毎日「『おいしい給食 Road to イカメシ』主演俳優さんが足立区へ」


劇場版「おいしい給食 Road to イカメシ」のタイアップ企画として、映画で主演を務めた俳優の市原隼人(いちはらはやと)さんが、千寿青葉中学校を訪問し、3年1組の生徒と一緒に給食の時間を過ごしました。

この日の給食メニューはタケノコご飯、さばの竜田揚げおろしソース、小松菜のごま和え、すまし汁と牛乳で、市原さんは「足立区の給食は本当においしい!」と大絶賛! おかわりジャンケンで見事さばの竜田揚げをゲットするなど、積極的に子どもたちと交流してくださいました。

食後は体育館に会場を移して、全校生徒が見守る中、生徒会はじめ代表生徒6人の質問に丁寧に回答される姿が印象的でした。
ちなみに、中学生時代に好きだった給食メニューは「きなこパン」、特技はさか立ちやバク転とのこと。

「最初から何でもできる人はいません。諦めずに努力し続けること」「単に将来を夢見て『こうなりたいな』と願うだけでなく、『こうしよう』と自らを奮い立たせること」など、生徒に向けてポジティブなメッセージをいただけたことも、大変ありがたかったです。

さらにもう一つ、こちらもタイアップ企画の一環として、映画のポスターを足立区版にアレンジした特別バージョンを製作していただきました。
市原さんを囲むのは千寿青葉中学校の根本校長先生をはじめとした先生方や生徒さん、給食を作ってくださっている調理の方や当区のカリスマ栄養士前田さんなどです。
バックにはえびクリームライスや足立区産小松菜なども配しました。
今後、駅への掲示も行っていく予定です。

市原さんからは「気持ちが落ち込んでいても、食を通じて改善できる」と力強い言葉も。
足立のおいしい給食事業の目的の一つもまさにそれです。
給食が通学の一つの楽しみとなるよう、味、メニュー、雰囲気など今後もできる限り改善に努めていきます。


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2024/4/23 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「『あだち花小旅(はなこたび)ガイドブック』リニューアル版が誕生」

区長のあだちな毎日「『あだち花小旅(はなこたび)ガイドブック』リニューアル版が誕生」


議会から「足立区全体を紹介するガイドブックが無い。地方に視察へ出かけると、どの自治体でも観光ガイドブックが配られる」とのお話もあり、区の観光交流協会が「花」を切り口に、区内を10のエリアに分けて季節の花や地域のスポットを紹介する「あだち花小旅(はなこたび)ガイドブック」を2年ぶりに作成しました。

ガイドブック中の13のコラムには「五色桜とレーガン桜」「荒川放水路の今昔物語」など区にまつわる物語を紹介するほか「西新井大師探訪」「徳川家ゆかりの地を巡る寺小旅(てらこたび)」などの観光ガイド的要素も盛り込みました。
ご希望の方は足立区役所南館4館にある観光交流協会窓口やお休み処「千住街の駅」(千住3-69)などでお手にとってご覧いただけます。なお、無料で配布しています。

サイズは持ち運びに便利な縦21センチメートル、横10センチメートルと小さめのタイプなので、老眼が進んだ私にはちょっと辛い文字の大きさですが、カラー写真をふんだんに使用し、ページをめくるだけでも楽しんでいただける一冊かと思います。

原稿を読んでいて一箇所「間違いでは?」と担当者に確認を入れたのは、赤山街道(以前竹ノ塚駅南側の大踏切があった場所)の全長約2.5キロメートル区間にあるカラーマンホールの数で、736個と書かれていたからです。
そんなに多いの?と。

この数は職員が実際に赤山街道を計数カウンターを持って歩きながら確認したので、間違いないとのことでした。
私は大踏切周辺しか知らなかったのですが、北側に382個、南側に354個あるそうです。
絵柄はそれぞれ違っていて、姉妹都市のベルモント市にちなんだ黒鳥や蛙が相撲を取っている様子(小林一茶が詠んだ句をイメージした絵柄)など多岐にわたっています。

また、区内にはカラーマンホールとは異なる「デザインマンホール」もあります。
ボクシング漫画「はじめの一歩」やビュー坊のイラスト入りのものが区内10箇所に設置されています。
詳しくはホームページでご覧いただけます。


【関連リンク】
あだち花小旅ガイドブックのページ(足立区観光交流協会ホームページ)
https://www.adachikanko.net/adachiflowerexcursionguidebook2024

デザインマンホール(区ホームページ)
https://www.city.adachi.tokyo.jp/s-shinko/designmanhole.html


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2024/4/22 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「足立区文化遺産調査PRマンガ『ビビビ美アダチ』刊行」

区長のあだちな毎日「足立区文化遺産調査PRマンガ『ビビビ美アダチ』刊行」


平成24年の区制80周年を機に本格化した足立区の文化遺産調査は、「千住の琳派」という言葉が学会で定着するなど、大きな成果を上げ、現在も進行中です。

この調査によって江戸後期から、千住地域を中心にいわゆる旦那衆と呼ばれる商家の主人たちの経済力を背景としながら、酒井抱一や谷文晁などの著名な文化人たちとともに美術・文芸を楽しむ文化が生まれていたことがわかってきました。

令和2年当時「せっかくの成果をより幅広い世代の方々に知っていただくには、マンガが一番!」と提案したのは、大学時代にマンガを描いていたという郷土博物館に配置された職員でした。
令和3年から足立区公式X(旧:ツイッター)に発信していた作品を中心に加筆・再構成し、この度書籍化にいたったのが「ビビビ美アダチ」です。

学芸員資格の授業を履修している大学生「足立ビビ」が、実習生として郷土博物館にやって来るところから物語はスタートします。
彼女の指導役を務めるのが郷土博物館に実在する学芸員「コバヤシ」。
本人を知る方は、マンガと本人がそっくりなのに、まずは驚くらしいです。
彼を見に、博物館に足を運ぶ来館者がいるとかいないとか。

内容から、どうしても人名を中心に固有名詞が多いため、文章だけの出版物よりずっと理解しやすく、親しみやすいのが特徴です。

今後、区立小・中学校の図書館や区立図書館でご覧いただけるようになるほか、本庁舎2階の区政資料室では一冊900円でお買い求めいただけます。
私もはっぴ姿の似顔絵イラストで登場しています。

※足立区立郷土博物館は、大規模改修工事のため令和7年3月まで(予定)休館しています。
※区政資料室は、午前8時30分から午後5時までご利用いただけます(土曜日・日曜日・祝日・年末年始<12月29日から翌年1月3日>を除く)。


【関連リンク】
 足立区文化遺産調査PRマンガ「ビビビ美アダチ」発売!(区ホームページ)
 https://www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/bibibibook.html
 ビビビ美アダチ(区ホームページ)
 https://www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/bibibibi-adachi.html


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2024/4/19 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「あだち五色桜マラソン盛況裡に終了」

区長のあだちな毎日「あだち五色桜マラソン盛況裡に終了」


小学生や親子ペアの1キロメートルから一般男女のハーフマラソン、一輪車競技を含む9種目で競われる「あだち五色桜マラソン」は、今年で12回目を迎えました。
出場者は昨年の約1,700人から、今年は約2,000人と右肩上がりに伸びているそうです。
今回、北は北海道から、南は鹿児島まで、さらに海外からも8名(アメリカ2名、韓国4名、香港2名)の参加があったと聞きました。

五色桜とは何かご存じの方も多いと思いますが、大正13年に国の名勝に指定されたほど多くの花見客で賑わった荒川堤の桜並木のことです。
全盛期には「五色に彩られ」と謳われたと言いますが、残念ながら戦後に薪としての伐採が続き、昭和22年頃に姿を消しました。

その復活を期して平成21年度から27年度まで寄附金を募り植樹を行ったのが「ふるさと桜(平成五色桜)オーナー制度」でした。
荒川左岸(下流に向かって左側)、鹿浜橋から西新井橋にかけての約4.4キロメートルの区間に、458本の里帰り桜を植樹しました。

マラソン大会を機に改めて河川敷から眺めてみると、植樹当時は幹が細く、これで育つのかと心配したのが嘘のようにすくすく育ち、五色の花を咲かせていました。
これからの季節、真夏の太陽に焼かれると水不足などの心配もあり、今後も常に目配りは必要ですが、当区の一つのシンボルとして大切に育てていきます。

ところで、「里帰り桜」の意味ですが、ワシントンのポトマック河畔の桜はかつてこの江北から太平洋を渡った歴史があります。絶えてしまった江北の地に、今度はアメリカから桜の枝が送られた経緯があるのです。

桜が繋いだご縁です。


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2024/4/18 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「たえて桜のなかりせば」

区長のあだちな毎日「たえて桜のなかりせば」


「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」とうたったのは在原業平でした。
今年ほど、この和歌を実感した年はありませんでした。

今年の「舎人公園千本桜まつり」では桜がちっとも咲かず、やきもき。
桜の花がなくとも大勢の来場者で大賑わいの舎人公園ではありましたが、主催者としては、満開の桜のもとで楽しんでいただきたかったの一言に尽きます。

そんなときに目に留まったのが「桜前線北上せず?」という新聞記事でした。
桜の開花を追いかけて、北へ北へと旅することを楽しまれる方も多いと聞きますが、記事によると、このまま温暖化が進めば、日本の広範囲で桜はほぼ一斉に開花するとのこと。
また、もっとショッキングだったのは「九州では開花に必要な寒さとならないため、咲かない場所が出てくる」と予想するコメントでした。

春爛漫という言葉は、桜抜きには考えられませんし、「願わくは花の下にて春死なん」と思わせる何かが桜にはあるように思います。


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2024/4/15 16:30
区長のあだちな毎日(区長のひとりごと)

区長のあだちな毎日「垳川(がけがわ)で採集された珍しい魚」

区長のあだちな毎日「垳川(がけがわ)で採集された珍しい魚」


区内河川に生息する魚類の変化を把握するため、区は平成19年度より専門事業者に委託して調査を行なってきました。
調査は、4河川(荒川・綾瀬川・毛長川・垳川)で、毎年定期的に仕掛け網や投げ網などを用いて魚を捕獲し、魚種・体長・数を調べています。

担当部署からの情報によると、東京湾や流入河川では非常に珍しい大きさにまで成長した個体が垳川で採集されたため、専門雑誌へ論文を投稿したいとの依頼があったそうです。

その魚はカライワシ(カライワシ目カライワシ科)。
本来暖かい海に生息するため、東京湾では主に3センチ未満の稚魚で見られ、大きく成長するのはまれだとのこと。
そのため、今回のように、東京都と埼玉県の境にある垳川で、全長約18.3センチまで成長した姿を発見できたことは東京湾の海域生態系の変化を把握する上で重要な情報だそうです。

近年、海水温の上昇や気候変動が海域生態系の変化等につながっていることは報道を通じて耳にしてはいましたが、これに関連している可能性のある事柄が、ごく身近な所で形となって現れていることを知り、地球環境問題がより一層重くのしかかってきたように感じます。

こちらの調査は専門事業者への委託ですが、足立区では「Biome(バイオーム)」というアプリを活用して、区民の皆さんから地域の生きものの情報を寄せていただく「クエスト」を年に2回実施しています。
令和6年度の春の募集が始まっていますので、ぜひお気軽に挑戦してみてください。


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