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2024/5/9 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第18週の送付について

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 第18週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 2)感染性胃腸炎 3)新型コロナウイルス感染症でした。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は2.74人と前週(4.76人)から減少しましたが、例年より高いレベルで推移しています。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は2.12人と前週(4.84人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。
 新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は1.58人と前週(2.39人)から減少しました。



今週のトピックス
“帰国後の体調不良に注意しましょう!”について取り上げました。
 ゴールデンウィークに海外へ渡航された方も多いと思います。帰国後に体調不良を訴える方は比較的多いとされており、特に発熱や下痢等はよくみられる症状です。感染症による症状は帰国後3週間以内にみられることがほとんどですが、数週間から数か月後に発症する場合もあります。国内で発生していない感染症にり患している可能性もありますので、体調がすぐれない場合は早めに医療機関を受診しましょう。なお、受診の際には、適切な診断を受けるため、症状の他に渡航先や渡航期間、渡航中の行動等を医療機関にお伝えください。
 感染症情報(令和6年第18週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html

2024/5/2 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第17週の送付について

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 第17週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)新型コロナウイルス感染症でした。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は4.84人と前週(3.86人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.76人と前週(5.68人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は2.39人と前週(3.20人)から減少しました。



 今週のトピックス
“梅毒の報告数が増加!~先天梅毒に要注意~”について取り上げました。
 川崎市における梅毒の報告数は、今年は第17週(4月22日~28日)までに54件となり、過去最多となった昨年の同時期を上回っています。現状のペースで増加すると、男女ともに過去最高の報告数になると予測されます。
 梅毒は抗菌薬治療が非常に有効ですが、治療が十分に行われないと、長期間の経過で心臓等に重大な合併症を起こすことがあります。また、妊婦が感染すると、早産や流産の原因となったり、お子さんが先天梅毒を発症する可能性があります。お子さんを守るためには、定期的な妊婦健診等で早期に発見し、適切な時期に治療を行うことが重要です。
 感染症情報(令和6年第17週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html

2024/4/24 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第16週の送付について

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 第16週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 2)感染性胃腸炎 3)新型コロナウイルス感染症でした。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は5.68人と前週(4.05人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.86人と前週(3.73人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
 新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は3.20人と前週(3.08人)から横ばいでした。



 今週のトピックス
“麻しん(はしか)の流行地域に渡航する際は御注意を!”について取り上げました。
 麻しんは、麻しんウイルスを原因とする急性感染症で、感染すると発熱や咳、鼻汁、発しん等の症状を呈します。麻しんウイルスは感染力が非常に強く、空気感染を含む多様な経路で感染し、麻しん含有ワクチンを未接種の方や麻しんに対する免疫が不十分な方等が感染すると、高い確率で発症します。
 令和4年以降、国外では麻しんの報告数が再び増加しており、特に東ヨーロッパ、アフリカ及び中東の一部の国では大きな流行がみられています。国内では麻しんは排除状態ですが、今年は輸入例及び輸入例を発端とした患者が複数報告されています。流行地域に渡航される方は、滞在中や帰国後の体調変化に注意し、疑わしい症状が出現した際は医療機関に電話等で相談しましょう。なお、麻しんが疑われる場合、医療機関への移動時はマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。
 感染症情報(令和6年第16週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html

2024/4/17 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第15週の送付について

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 第15週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 2)感染性胃腸炎 3)新型コロナウイルス感染症でした。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.05人と前週(4.03人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.73人と前週(3.76人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
 新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は3.08人と前週(2.92人)から横ばいでした。



 今週のトピックス
“ノロウイルスによる感染性胃腸炎に御注意ください!”について取り上げました。
 ノロウイルスは食中毒の原因となる代表的なウイルスです。令和6年は全国において、4月4日までに計3710人の食中毒患者が報告されていますが、そのうち3232人(87.1%)がノロウイルスによる食中毒の患者であり、現時点では過去5年間の同時期において、最も高い割合となっています。
 ノロウイルスに感染すると下痢や嘔吐等の症状を呈し、通常2~3日で回復しますが、乳幼児や高齢者、免疫不全の方等では重症化することもあります。汚染された食品の喫食による食中毒以外に、感染者からの飛沫・接触による感染や、感染者が調理した食品を介した感染、吐物等が乾燥し舞い上がったウイルスが口に入ることによる感染もあります。感染力が非常に強いため、トイレの後や調理の前等には必ず石けんで手を洗う等予防対策を徹底しましょう。
 感染症情報(令和6年第15週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html

2024/4/10 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第14週の送付について

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 第14週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 2)インフルエンザ 3)感染性胃腸炎でした。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.03人と前週(3.81人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 インフルエンザの定点当たり患者報告数は3.80人と前週(8.85人)から減少しましたが、例年より高いレベルで推移しています。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.76人と前週(3.19人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。



 今週のトピックス
“ワクチンで防ぐことができる感染症(VPD)とは?”について取り上げました。
 VPDとは、ワクチンで防ぐことができる感染症の総称です。VPDには、定期予防接種の対象である「ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ」(4種混合ワクチン)、「麻しん(はしか)・風しん」(MRワクチン)等があります。特に、麻しんや風しん、ポリオについてはワクチンの有効性が高く、接種を完了することで、98~99%の方が感染を防ぐことができます。
 国内では、令和6年4月から、4種混合ワクチンにHibワクチンが追加された5種混合ワクチンが定期接種に導入されましたが、従来のワクチンも、5種混合ワクチンも、接種を完了した場合の有効性は同等です。いずれも感染症の発症を防ぐとともに、感染症に伴う髄膜炎等の発症も予防できますので、接種対象者の方は母子健康手帳を確認の上、是非接種を御検討ください。
 感染症情報(令和6年第14週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html

2024/4/3 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第13週の送付について

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 第13週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)感染性胃腸炎でした。
 インフルエンザの定点当たり患者報告数は8.85人と前週(12.25人)から横ばいで、例年より高いレベルで推移しています。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は3.81人と前週(3.05人)から横ばいで、例年より高いレベルで推移しています。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.19人と前週(3.22人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。



 今週のトピックス
“RSウイルス感染症の報告数が徐々に増加しています!”について取り上げました。
 川崎市におけるRSウイルス感染症の定点当たり報告数は、令和6年第13週(3月25日~31日)に1.11人となり、第8週(2月19日~25日)以降、徐々に増加しています。以前は秋から冬にかけて流行していましたが、ここ数年は流行時期が早くなる傾向があり、特に今年は3月にもかかわらず報告数の増加がみられています。
 RSウイルス感染症は、2歳までにほとんどの小児が感染するとされ、発熱、咳、鼻汁等の症状を呈します。多くは数日で軽快しますが、生後6か月以内の乳児や基礎疾患を有する小児は、細気管支炎や肺炎等を起こし重症化することもあります。お子さんの咳がひどい場合や熱が続く時、また、息が苦しそうな場合は、早めに医療機関に御相談ください。
 感染症情報(令和6年第13週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html

2024/3/27 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第12週の送付について

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 第12週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)新型コロナウイルス感染症 3)感染性胃腸炎でした。
 インフルエンザの定点当たり患者報告数は12.25人と前週(17.78人)から減少しましたが、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は3.30人と前週(3.95人)から横ばいでした。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.22人と前週(4.08人)から減少し、例年並みのレベルで推移しています。



 今週のトピックス
“新年度から健康に過ごすために!”について取り上げました。
 新年度を迎え、学校や保育園等で新たに集団生活が始まると、人との接触の機会が増加するため、感染症にかかる可能性が高くなります。市内では、昨年からインフルエンザやA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行が継続しているほか、RSウイルス感染症は、例年より早い時期から報告がみられています。手洗い等の基本的な感染対策を実施するとともに、免疫力を高めるために、適切な睡眠や食事等も心掛けましょう。
 また、麻しんや風しん等ワクチン接種により防ぐことができる感染症もあります。定期予防接種は、ワクチンの種類によって対象年齢が決められているため、母子健康手帳に接種の記録がない場合は、対象期間内に忘れずに接種を受けましょう。
 感染症情報(令和6年第12週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
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2024/3/21 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第11週の送付について

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 第11週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)感染性胃腸炎でした。
 インフルエンザの定点当たり患者報告数は17.78人と前週(18.18人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は5.17人と前週(4.53人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は4.08人と前週(4.92人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。



 今週のトピックス
“インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の流行の現状”について取り上げました。
 川崎市では、A型インフルエンザ、B型インフルエンザ及び新型コロナウイルス感染症のリアルタイムサーベイランスを実施しています。
 新型コロナウイルス感染症は年末から報告数が増加し、1月下旬にピークを迎えました。その後はやや減少し、現在のところ大きな増減はみられませんが、流行は継続しています。また、インフルエンザは1月中旬までは主にA型が報告されていましたが、現在はB型が主流です。当研究所に搬入された検体からも、年明け以降はA型の検出数は少なく、B型が多く検出されています。
 いずれの疾患も減少傾向にありますが、流行が継続しているため、発熱等がみられる場合は、症状が軽快するまでは自宅で休養しましょう。
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2024/3/13 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第10週の送付について

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 第10週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)新型コロナウイルス感染症 3)感染性胃腸炎でした。
 インフルエンザの定点当たり患者報告数は18.18人と前週(17.30人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は5.27人と前週(5.00人)から横ばいでした。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は4.92人と前週(3.94人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。



 今週のトピックス
“知っていますか~麻しん(はしか)~”について取り上げました。
 麻しんは、麻しんウイルスを原因とする急性感染症で、免疫のない人が感染するとほぼ100%発症し、約30%に肺炎や脳炎等の合併症がみられます。麻しんを予防するためにはワクチン接種が有効であり、2回接種による免疫獲得率は97%~99%以上とされています。
 国内では、麻しんは排除状態であり、近年は渡航先での感染例とその二次感染例のみが報告されています。しかし、全世界的にワクチンの接種率が低下しており、海外では各地で麻しんが発生していることから、今後は国内への輸入例が増加する可能性があります。お子さんの定期予防接種歴を確認し、忘れずに2回の接種をしておきましょう。
 感染症情報(令和6年第10週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html

2024/3/6 17:00
川崎市感染症情報

川崎市感染症週報令和6年第9週の送付について

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 第9週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)インフルエンザ 2)新型コロナウイルス感染症 3)感染性胃腸炎でした。
 インフルエンザの定点当たり患者報告数は17.30人と前週(22.22人)から横ばいで、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
 新型コロナウイルス感染症の定点当たり患者報告数は5.00人と前週(5.98人)から横ばいでした。
 感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は3.94人と前週(4.19人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。



 今週のトピックス
“新型コロナワクチンの無料接種が終了します。”について取り上げました。
 現在、無料で実施している新型コロナワクチンの特例臨時接種が、令和6年3月31日に終了します。令和6年4月1日以降は原則有料となり、65歳以上の方及び60~64歳で重症化リスクの高い方に対して、秋冬に年1回の定期接種を実施する予定です。また、対象外の方や定期接種以外で接種を希望する方は、任意接種として自費での接種が可能です。
 無料接種の終了に伴い、本市で実施している各種手続きや窓口等も順次終了します。特に接種券の発行申請は令和6年3月15日に終了しますので、希望される方は、早めに手続きをお願いします。
 感染症情報(令和6年第9週)の詳細をまとめたファイルを次のサイトからダウンロードしてください。過去の感染症情報もご覧いただけます。
 http://www.city.kawasaki.jp/kurashi/category/22-13-8-11-4-1-0-0-0-0.html