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2023/9/1 09:30
市長コラム

100年だからこそ

 1923年(大正12年)9月1日、近代化した首都圏を大地震が襲いました。その大きさはマグニチュード7.9と想定され、広範囲にわたって被害が発生し、死者が約10万人、全壊・全焼・流出した家屋が約30万棟との記録が残っています。
 100年後の私たちがしなければならないことは、まず、そろそろ地震が来ると思うことです。この自然現象は必ず繰り返します。間が空けばあくほど発生の可能性は高くなります。そして、いつ来ても慌てないように準備しておくことです。家具の転倒防止、初期行動の再確認等はとても重要だと思います。
 本市でも、市民の安全な暮らしを守ることが使命だと各種取り組みに努めています。特に公共施設の耐震化については積極的に進めてきました。この度の新庁舎建設もその一環です。しかし、いざという時には公助とともに、市民皆さんの自助と共助が不可欠です。地域でつながる絆の大切さを改めて考える防災週間にしていただきたいと思います。

府中市長 高野律雄

2022/12/27 17:35
市長コラム

【市長コラム】笑顔の府中「新春の準備」

 年の瀬を迎え何となく気忙しい日々を送っています。街の様子もクリスマスからお正月へお色直し。あとわずかで今年とはお別れです。
 12月27日早朝、郷土の森博物館前の多摩川通りをジョギングしました。手袋をつける手にも冷たさを感じる厳しい寒さ。左手前方に真っ白な富士山を眺め、その美しさに新たな一日の始まりを感じ、気を引き締めたとともに、豪雪被害を受けている人々に思いを寄せました。
 一方、右手の郷土の森からはロウバイの甘い香りが漂ってきます。黄色いかわいらしい花が咲き始め、新しい春の準備を進めていることに感動を覚えました。
 色々なことがあった2022年。解決できない課題が多くありますが、府中市政は安定して年末を迎えようとしています。これもひとえに、市民皆様のご理解とご協力の賜物であり心から御礼申しあげます。
 良いお年をお迎えください。

府中市長 高野律雄

2022/9/21 17:03
市長コラム

【市長コラム】笑顔の府中「補正予算」

 8月29日に招集の本年第3回市議会定例会は、9月27日の会期末に向け、連日、令和3年度の各種会計の決算、令和4年度の補正予算などをご審議いただいています。
 昨年度の一般会計決算額は、歳入が1,409億円、歳出が1,365億円でした。新型コロナウイルスの感染拡大対応やワクチン接種の推進、市民生活と経済状況の変化に合わせる必要な対策を適宜実施した年度で、市民皆様のご理解ご協力をいただいて、しっかり市政を進展させることができたと思っています。
 引き続きコロナ禍の本年度。今回ご審議いただいている補正予算には、物価高騰等に直面する子育て世帯を応援するため、0歳から18歳までの子どもに1人当たり1万円を給付するほか、各種施設や公共交通に関わる事業者への支援策を講じ、40億円を計上しています。今後も皆様のご意見にしっかり耳を傾け、柔軟に的確に市政運営を行いますのでよろしくお願いいたします。

府中市長 高野律雄

2022/9/15 14:40
市長コラム

【市長コラム】笑顔の府中「台風に囲まれて」

 9月15日午前6時の天気図を見ると、日本列島の西に台風12号、東に13号、そして南に14号があります。三方を台風に囲まれ、まるで身動きがとれないような状況です。東西の台風はそのまま北へ抜けてしまいそうですが、14号はどうやら列島直撃です。気象庁では、3連休後半に九州へ上陸し、そのまま本州を駆け抜ける予想も示しています。きわめて心配な状況です。
 本市への影響はまだわかりませんが、残念ながら雨が続くことだけは間違いないでしょう。夏から秋へと季節が移り外出しやすい時期となりますが、台風の動きと風雨の状況には十分注意されるようにお願いいたします。

府中市長 高野律雄

2022/7/8 16:06
市長コラム

【市長コラム】笑顔の府中「第7波」

 東京都は7月7日、新型コロナウイルスの新たな感染者が2日続けて8千人を超えたと発表しました。6月末から増加傾向が顕著であり、より感染力の強い「BA.5」というウイルスに置き換わっているのが一因だそうです。昨年の夏が第5、今年の冬が第6、夏に第7と半年周期で波が来ているような感じです。このペースが続くと、週平均で2週間後に約1万6千人、5週間後に約5万5千人になるとの推計も報道されています。
 ウイルスとの闘いは終わりがありません。そして、感染しないためには一人ひとりが防止策を講じるしか方法がないのです。再び思い出してください。「手洗い、うがい、三密の回避」。重症患者に対する病床確保は十分だと報告を受けていますが甘く見てはいけません。
 猛暑とコロナに十分注意して、健康で楽しく夏を過ごしていきましょう。

府中市長 高野律雄

2022/6/23 16:22
市長コラム

【市長コラム】笑顔の府中「暑さに注意」

 6月後半、全国的に梅雨末期の豪雨などが心配な時期となりました。そして私たちの府中にあっては、今週末からいきなり猛暑になる週間天気予報が出されています。まだまだ体が暑さに慣れていません。無理な外出や屋外作業はできるだけ控えましょう。
 熱中症は、命の危険を伴います。しかも本人が自覚症状を感じないうちに進行する場合が多いようです。大事なのは、こまめな水分補給やエアコンなどの適度な使用、外出時は冷却グッズを持参するほか、日陰での適度な休憩などがあればさらに良いと思います。高齢の方や子どもたちへの注意は特に必要です。暑さ対策を常に心がけ、安全な夏を過ごしていきましょう。

府中市長 高野律雄

2022/5/27 15:17
市長コラム

【市長コラム】笑顔の府中「あじさいまつり」

 府中市郷土の森博物館では、5月28日~7月3日、「あじさいまつり」を開催します。春の梅、秋の彼岸花や紅葉も良いですが、約1万株30種類の紫陽花は、園内のいたるところに咲き誇りとても素晴らしいです。私が特に気に入っている場所の一つは、園内のほぼ中央にある水車小屋周辺です。レトロな雰囲気の建物との調和はまさに和の美しさ。何か懐かしい気持ちになります。もう一つは野外ステージ南に広がる芝生広場の奥です。大きく丸い真っ白な花を咲かせる北アメリカ原産のアナベルという品種の群生地で、周囲の水と緑と調和し、雄大な大自然に包まれて幸せを感じるからです。
 アジサイの美しさは天気を選ばないような気がします。青空も雨も似合いますね。ぜひ、お出かけください。

府中市長 高野律雄

2022/4/27 14:42
市長コラム

【市長コラム】笑顔の府中「ムサシノキスゲ」

 例年より若干スピードが速いような気がしますが、自然の法則に従って季節が移り変わります。ひと雨ごとに夏が近づいてきていることを実感する毎日です。
 4月26日、市役所出勤前に浅間山へ。新緑に包まれたさわやかな空気に心が和み、多くの植物の息吹を感じました。山野草では、キンランが見ごろを迎え、群生しているところもあり見事です。また、全国でもここにしか自生しないムサシノキスゲも咲き始めています。いずれの花も黄色。緑に映えてとても美しく、短くも充実した時間を過ごしました。これもひとえに、浅間山自然保護会をはじめとする市民皆様の長年のご尽力のおかげです。
 ぜひ府中の自然に触れてみてください。詳しくはホームページや広報ふちゅう4月11日号でご確認ください。

府中市長 高野律雄

▼広報ふちゅう4月11日号(電子書籍版)
https://saas4.startialab.com/acti_books/1045174484/105900/

2022/4/7 16:07
市長コラム

【市長コラム】笑顔の府中「新年度に新路線」

 桜満開で迎えた新年度。4月1日、62名の新人を迎えて行った入市式では、新たな出会いと対話の重要性を中心に歓迎の挨拶をしました。キラキラと輝く眼差しに新鮮さと頼もしさを感じるこの1週間、府中の未来がさらに拓くと確信する日々が続いています。
 さて、市内南西部の皆さんから強く要望されていた京王線中河原駅から多摩総合医療センター行きのバス路線が、新年度スタートに合わせて新設されました。まずは平日の朝一本のみですが、多摩市の京王永山駅7時05分〜中河原駅7時20分〜JR南武線西府駅7時30分〜総合医療センター7時50分です。
 4月4日に乗車してみたところ、途中停車する中河原駅や西府駅でも乗降する方がいらっしゃいました。南北の移動手段としても便利ですし、鎌倉街道と新府中街道がとても快適に感じました。
 ぜひご利用ください。

府中市長 高野律雄